もうそこまで5Gの世界がやってきていて、ドコモ、ソフトバンク、KDDI(au)などが新サービスを提供し始めてきている。iPhoneも12から5Gに対応し、多くの人が5Gの存在を知る事となってきています。
ですが、5Gとは何か4Gすら良くわからない人は沢山いるので、
いまさら聞けない4Gや5Gの事を解説します。
今5Gの事を知っておかなければマズイ!
5Gと聞いて専門的な技術だから専門用語が出てきてもう分らないと思う方もいると思います。ですが安心です、簡単な表現で難しくせず、なるべく専門用語を使わずに解説しています。
詳しい事まで書くと専門用語のオンパレードになるので、あまり詳しく書かず要点だけをまとめて書いています。
5Gが分かれば今までの1Gからすべて分かります。
5Gとは
5GのGとは
5GのGとは、Generationの略 Generationは訳すと(世代)。
5Gという事は、第5世代という事になります。
5G = 第5世代移動通信システム です。
各G(世代)ごとに大きく出来ることが変わっています。
1Gでは(携帯電話)1980年
2Gでは(メール)1990年
3Gでは(iモード、ezweb)2001年
4Gでは(動画、スマホゲーム)2012年
3G
3G辺りから皆さんも聞き覚えがあると思う。3Gから大きく変わっていて、今まで通信しかしなかったものが、情報のプラットフォームを見ることができるようになった。
3Gが使われ周知のものとしたのが、2001年から始まったiモード・ezwebこの辺りから携帯でホームページなどネットの情報を見るのが流行しはじめました。
しかし、今と比べると通信速度が足りず、容量が大きなページなどは読み込むのに結構な時間がかかりました。
4G
そこで、登場したのが4G。通信速度が上がりやれる事が圧倒的に増え、3Gでは威力を発揮しきれなかったスマホ(iPhone)が劇的にパフォーマンスをアップし人々の支持を受けるようになり、スマホの地位を確立しました。
4Gの大容量・高速通信によりスマホゲームができYouTubeなど動画が滑らかに見ることができるようになりました。これにより、スマホの需要が一気に爆発。
3Gの時はスマホなんて要らないガラケーでよいという人が多かったのですが4Gになってから激減、いまやガラケーは絶滅危惧種となっています。
要するに1G~4Gまでは通信速度が速くなりより容量の大きな情報を扱えるようになっていったのです。
5Gではもちろん速度がさらに上がり、より大きな情報を扱えるようになるのですが速度が速くなっただけではありません。より明確に進化を遂げています。
5G 3つのポイント
5Gの特徴としては大きな3つのポイントがあります。
- 超高速・大容量通信
- 超信頼・低遅延
- 多数同時接続
これらが4Gとは大きく異なる点です。とくに超信頼・低遅延と多数同時接続は今までとは違います。
image:5G通信の特徴。「第5世代移動通信システム(5G)の今と将来展望 – 総務省」より
1.5G 高速大容量通信
最高伝送速度は10Gbpsの超高速通信。圧倒的な速度で動画などもすぐにダウンロードできます。家庭用の光回線の1Gより10倍速い。
5Gの実際の通信速度
実はアメリカと韓国では2019年より実装されています。一部の地域でしか使えないないのですが、
iPhone12で実際の通信速度を図ったところキャリアによって違いがありますが、速いキャリアではダウンロード2Gbps アップロードが170Mbpsという数値を出しています。
実機での2Gbpsは滅茶滅茶速いです。
家庭用の光回線でダウンロード1Gと言われてますが実数値では1Gも出ていません。
私の家のフレッツ光の速度 ダウンロード91Mbps アップロード94Mbpsです。
これと比べると5Gの2Gbpsは約20倍も違います。5Gが来ると家の回線より速いのでスマホで動画などを見たほうが快適となります。
アメリカでもまだ始まったばっかりのサービスですのでこれから10Gbpsに近づいていくと思われます。
日本ではまだごく限られた場所でしか5G通信は出来ませんが、ドコモではダウンロード最大4.1Gbpsとしています。
image:https://www.nttdocomo.co.jp/
2.超信頼・低遅延
通信の関係で止まったり、通信エラーになったりすることがなくなる。カクカクしたりもなし。
この辺りの技術的な話をすると物凄く分かりにくくなるので省きます。とにかく通信が失敗しないと思ってくれた良いです。
どのような事かと言いますと、家庭電話は今まで止まったことありますか?ほぼないですよね?ネットだと何処何処の回線が一時ストップなどよく聞きますプロバイダーの障害情報など見るとよく一時的に止まっていることが確認できます。
家庭電話ですとまずそれがありません、電話はファイブナインといわれ99.999%と高い信頼度をえています。電話サービスを提供できなくなる30分以上のシステムダウンは20年で1回以下としないといけないとされているのです。
なぜ電話が止まってはいけないのか?
それは、電話が止まると199番や110番ができなくなり救急救命が遅れ人の命にかかわる。なので高い水準で稼働することを義務づけられているのです。
5Gの超信頼・低遅延もしかりで、ファイブナインを実現し高信頼を求めている。パケット損失10万パケット当たり1パケット程度。
超信頼・低遅延だと何ができるかというと
誤作動や停止が許されない命にかかわる場面での利用が可能になる。
例えば、遠隔医療や手術、災害現場でのドローン遠隔操作、自動運転や危険な工事現場での建設機械の遠隔操作などなど。
超信頼・低遅延であるからこそできることは重要度が高い。
3.多数同時接続
4Gで人が多く集まる場所で、ネットに繋がらないという経験をした人いますよね?それは同時に回線に繋げる人数に限界があるからです。
5Gでは、4Gの30~40倍の100万台/㎢の同時接続機数が可能。
この多数同時接続が可能になったことにより、身のまわりのものありとあらゆる物・機器がネット接続可能になる。
たとえば家のドアだったり、外に置いてある車、様々な電化製品などがネットに繋がり遠隔で操作できるようになる。4Gだとここまでの事は出来きませんでした。
これからは想像もつかないものもネットと繋がるようになり、私たちにより良いサービスをもたらしてくれるようになると考えられます。
トヨタはもう5Gの世界を見てる。
トヨタの豊田社長は、アメリカラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショーで「自動車メーカーからモビリティ・サービスの会社になる事が目標」と言っています。
どういう事かと言いますと、車を作って提供する会社から移動する手段・サービスを提供する会社になるという事です。
もうすでにシェアリングカー、アメリカのUber(ウーバー)のように車を持たなくても車が使えるサービスがあります。
Uber(ウーバー)とは、低価格でより早く目的地へと移動したいユーザーと、空き時間や休日に自分の車を使って乗客を乗せてお金を稼ぎたいというユーザーをマッチングさせて、その手数料を受け取りができるサービス。
これに5Gで可能になる自動運転がつくとより一層、カーシェアリングが進み車を持つ人が減ると容易に予想できます。
このような事を見据えてトヨタはもうすでに動いています。「車を売る事から移動しやすさ・移動体験の提供」へ。
5Gの登場でスマホが登場して生活が劇的に変わったような事が再び起こりえると言えます。
今までの速度より加速して時代は変わる、5Gの登場により大きな転換点に来ていると言える。
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